ラクトフェリンの特徴と、その効果とは?

ビフィズス菌、ガセリ菌、乳酸菌など、ヨーグルトに含まれる善玉菌についてメディアでは頻繁に取り上げられるため、その効能について耳にする機会は多くなってきました。例をあげるなら、便秘の改善や花粉症の予防、痛風の緩和、さらにはがんに効果があるとされている商品もあります。一昔前は脂肪分がゼロで肥満対策に良い健康食品として大いに注目されたヨーグルトですが、昨今では濃厚な味わいや栄養面での機能性を強調した製品が様々なメーカーから続々と登場しています。このようにヨーグルト人気が引き続き高まりを見せる中で、今ひときわ注目を浴びているのがラクトフェリンの入ったヨーグルトです。

ラクトフェリンとは

ではラクトフェリンとは一体何でしょうか。実はこれは乳酸菌に代表されるような善玉菌の一つではなく、タンパク質の一種で、鉄分と結合しやすいという際立った性質を持っています。この特異なタンパク質は母乳に多く含まれていることがよく知られているものの、その他の分泌される体液、例えば唾液や汗などにも多く含まれています。また人間だけでなく牛や馬など哺乳動物の母乳にもラクトフェリンは含まれていて、特に牛乳由来のラクトフェリンは、含有量はわずかであるもののその加工しやすさから、ヨーグルトだけでなくサプリメントや女性向けのスキンケア用品など、他のさまざまな商品にも利用されています。

初乳とラクトフェリンの関係

赤ちゃんが生まれてからおよそ一週間くらいの母乳は「初乳」と呼ばれています。昔から生まれたばかりの赤ちゃんにこの初乳を飲ませることの大切は強調されていました。そして最近の研究によって、この初乳に含まれるビタミンなどの栄養素がこの期間以降の母乳と比較して極めて豊富なこと、また免疫力を高める成分も非常に多く含んでいることがわかってきました。そのため、多くの産婦人科医に加えて、世界保健機構も公式の見解として、「初乳は必ず赤ちゃんに与えるように」と勧めています。そして、この初乳に含まれる免疫向上に役立つさまざまな成分のうちの一つとして、際立った役割を果たしているのがラクトフェリンなのです。特に、生まれた直後で抵抗力が未発達の赤ちゃんを様々な感染症から保護する働きがあると言われています。この際立った免疫向上作用が研究者たちの間で高い注目を浴びるようになり、その素晴らしい効能を年齢を重ねた大人にも活かすことができないだろうか、と考えられるようになりました。そして研究と開発が重ねられ、結果としてラクトフェリンを配合したさまざまなサプリなどが生み出されてきたのです。

ラクトフェリンは腸で働く

人体は食べ物を摂取すると、胃で成分を分解し、各栄養素は主に小腸で吸収され、大腸において水分を吸収します。これらの吸収をスムーズに行うために、腸内環境が整っていることは非常に重要です。つまり、養分の吸収を助ける善玉菌が豊富で、なおかつ炎症などを引き起こす可能性のある悪玉菌が少ない状態が理想的です。これができていないと、健康の維持に不可欠な栄養素が体内に行き渡ることのないまま、体外へ排出されてしまう結果となってしまうからです。さらに小腸や大腸が栄養の吸収を行う段階で、良い栄養素だけではなく、体内に入り込んでしまった有害な細菌やウイルスも腸壁を介して血管内に入り込もうとします。これを防ぐことができないと、結果としてさまざまな病気が発症することになるのです。ラクトフェリンは人の体調に多大な影響を与えるこれら小腸と大腸で、健康増進と病気予防の2つの面で優れた働きをします。まず、小腸内では、ビフィズス菌に代表される善玉菌を増やし、腸内環境を整えて栄養吸収の効率を上げることに貢献します。さらにウイルスなどの侵入を防ぐことで、胃腸炎などの病気への感染を予防します。さらに大腸の腸壁に作用して炎症を抑えることで、大腸炎や大腸がんを引き起こしかねない原因となる状況を未然に防ぐことができるのです。

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